山口 文吾
三月二十六日、目標であった黒帯を巻く事が出来たのは、これまでのご指導で礼儀礼節を始め、空手技術そして空手道精神を鍛え、教えて下さった齋藤師範のおかげです。 時にはライバル、時にはパートナーとして力を貸してくれた先輩や仲間、いつも応援をして下さり、支えて下さった保護者の方々、そして、いつも送り迎えをしてくれ、側で協力してくれた家族に感謝します。 自分が空手を始めたのは小学三年の六月でした。同級生は五人いました。自分は早く追い付こうとして一生懸命でした。 稽古では、皆強かったので倒れた事もあります。しかし、仲間がそこに引っ張ってくれたので追いかけることが出来、仲間がいることに、自分はとても恵まれました。 大会では、それまで初・中級の大会に出場していましたが、そこで満足していると伸びないと氣付き、上級の大会に挑戦するようになりました。そこでは、レベルと氣迫が格段に違い、一回戦から決勝戦レベルでした。この時に黒帯と全国大会の目標をかかげ、中学でも続ける事を決意しました。中学では、体重別の大会が多くなりましたが、帯、年齢関係なく制覇しようと稽古に打ち込みました。 父が入門前に言った「一番強く、厳しい空手道場を選べ。」の言葉通り、志逞會を選んで厳しくもありましたが、自分のためになり本当によかったです。 これからも精神面を鍛え、技を有効に使い、体力を上げ「心・技・体」全てに志逞會志士道訓を軸とし、黒帯に恥じぬよう稽古に励みます。そして、黒帯としての言動・行動に責任を持ち、空我道志を歩みます。 齋藤師範、宮川指導員、道場生、保護者の方々、そして家族には言葉では足りない感謝の氣持ちでいっぱいです。ありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願いします。
押忍